富田坂【熊野古道 大辺路】

 

江戸中期の画家長沢盧雪(ろせつ)ゆかりの禅寺草堂寺横から、安居(あご)辻松峠まで、約5kmの上り坂が続く大辺路の難所の一つ。
古道のおもむきが残っている道で、途中、白浜の町並みや田辺湾を見下ろすことができます。

コースのみどころ

草堂寺(そうどうじ)

白浜町にある臨斎宗東福寺派の禅寺で、境内が世界遺産となっております。
江戸中期の円山応挙門下の画家、長沢廬雪(ながさわ ろせつ)が障壁画を描いています。
すぐ横に古道への入口があります。

富田坂(とんだざか)

草堂寺から安居辻松峠まで約5Kmの登り坂が続く難所のひとつ。
坂の中腹から美しい田辺湾を見下ろせます。

安居の渡し場(あごのわたしば)

当時はここから渡し舟で日置川を渡り、対岸の仏坂の登り口に行きました。
「仏坂進入口」から入ることができます。