滝尻王子~高原 モデルコース
滝尻王子からは熊野三山の神域。滝尻王子からは、神域に入るにふさわしいほどの急坂となります。
距離は短いですが、高原(たかはら)熊野神社付近まで厳しい上りのコースです。
高原からは、栗栖川バス停に下りるコースをご紹介しますが、近露王子まで一気に歩きとおす場合は朝早く出発してください。
歩程 / 約6km
所要時間 / 約3時間
熊野古道館
↓約0.1km
滝尻王子
↓約0.5km
不寝王子
↓3.2km
高原熊野神社
↓約0.1km
高原霧の里
↓約2km
栗栖川バス停
コース概要
熊野古道館に立ち寄り
滝尻王子へは、JR紀伊田辺駅からバスで滝尻バス停へ、車の場合は熊野古道館上手の無料駐車場もあります。
まずは滝尻王子の向かいにある「熊野古道館」へ。史料展示や熊野古道の資料などがあります。また観光協会の事務局もありますので、まずは立ち寄ってみましょう。
滝尻王子へ
熊野古道館から小さな橋を渡れば滝尻王子。熊野九十九王子のうちの最も重要視された社格の高い五体王子の一つです。
熊野の神域の入り口とされ、川沿いの道から山中へと入ります。
滝尻王子の裏手から熊野古道の面影が残る急な石段を登っていきます。いきなりの急な登りですが、ゆっくりと上がっていきましょう。
胎内くぐりと乳岩
20分ほど上ると、古道に沿って横たわる巨岩にぽっかりと穴が空いている「胎内くぐり」があります。人ひとりがやっと抜けられるくらいの大きさで、女性がくぐれば安産すると伝えられています。
すぐ近くに、藤原秀衡ゆかりの乳岩伝説で有名な「乳岩」もあります。
乳岩からすぐに「不寝王子」の石碑があります。ここまで約500mですが、まだまだ急な上りが続くので一休み。
剣山経塚跡
さらに500mほど上ると、剣山経塚跡に着きます。急な上りはひとまずこの付近まで。ここからは少しなだらかな山道となり、下っていくと舗装道路と交差します。
道路を渡ると再び急な階段状の上りが続きます。登りきれば人家があり、少し歩けば高原熊野神社に至ります。
高原熊野神社と休憩所
高原熊野神社の先に「高原霧の里休憩所」があり、トイレや自動販売機などがあります。
眺望もよく美しい山上の里です。
高原霧の里から栗栖川のバス停へと下ります。(栗栖川バス停付近には食堂や商店があります)
ウォークマップ