長井坂【熊野古道 大辺路】

 

熊野古道大辺路の長井坂は、「長い坂」が続くことからつけられた名称で、大辺路街道の中でも特に古道の面影が色濃く残されています。
ウバメガシに囲まれた林には往年の石畳や道標がひっそりとたたずみ、尾根では沖の黒島や枯木灘が眺望でき、その景観はまさに天下の絶景といえます。

コースのみどころ

和深川王子神社(わぶかがわおうじじんじゃ)

寛永2年(1625)の創建と伝えられる神社。
御神体には、室町期以前と思われる文化財的価値が高い懸仏3体が完全な形で保存されています。
ここから500m程歩けば、長井坂の入り口につきます。

長井坂(ながいざか)

長井坂には、熊野詣の賑わいを偲ぶ石畳や道標がひっそりと残ります。
木々の間から望む枯木灘の風景がとても印象的です。
尾根伝いの道はウバメガシをはじめとした自然林に囲まれ、5月にはツツジが赤い花をつけています。