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世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
仏坂 編

南紀ほんまもん通信 第29号(2005年10月30日)

「大辺路へ気楽にいらっしゃいウォーク体験ツアー」の同行取材

 今回の取材は「大辺路へ気楽にいらっしゃいウォーク体験ツアー」の同行取材をしてきました。このツアーは熊野古道大辺路リレーウォークとして「富田坂」「仏坂」「長井坂」の3つのコースを順番に歩き、また参加者には前日からの宿泊と日帰りの参加者を募り、熊野古道を歩くイベントです。
第2回目となる「仏坂」コースの参加者は宿泊参加者15名、一般参加者58名の計73名でした。イベントと別での参加で日置川町日置中学校と市鹿野中学校のPTA主催で学生さんが70名参加しました。

大辺路を歩くには、「富田坂」を越え、日置川を渡し舟で対岸へ渡り、仏坂を歩いたそうです。仏坂は古道の面影があり、不動尊には石畳も残っています。また、渡し場から急坂を登り尾根道をあるきます。

出発の前に、地図の確認!
link 和歌山県観光情報 仏坂

前日の「安居の渡し舟」贈呈式の様子
 ウォークイベントの前日には、大辺路街道“川の道「安居の渡し」”が復活したのを記念し、渡し舟の贈呈式・安全祈願がおこなわれました。
この渡し舟を寄贈したのは、すさみ町「かつら木材グループ」が日置川町内にプレカット工場を建設したことに伴い、かつら木材商店が同町に舟の寄贈を申し出られたもので、全長7.5メートル、幅1.6メートル、高さ50センチ、定員6名の木舟「清流丸」です。
クス玉割り贈呈された「安居の渡し舟」出発!

受付です
受付<8:43>
受付はすさみ海水浴場で行い、受付を終えられた方から、バスでスタート地点である「安居の渡し場」へ移動します。
安居の渡し場
安居の渡し場前<9:17>
安居の渡し場手前です。
手前の建物は手洗い場です。渡し場まではこの建物の横を通り、川原へと歩いていきます。
川原で説明を受けます<9:21>
渡し場の前で、班に分かれてガイドさんの話を聞きました。
お話しが終わると、ウォーク前の準備体操をして、順番に舟でわたります。
出発!<9:29>
出発時には、ほら貝が鳴り響き、歴史の川の道 「安居の渡し」が復活した瞬間でした。

贈呈された舟は、右写真の舟です。
このイベントでは参加人数が多いので三隻でまわしていました。
舟はこのイベントだけでなく今後、常設で毎日運航できるように検討しているそうです。
川は透明で底がみえます。きれいですねぇ~♪<9:34>
私たちも乗せていただきました。
安居渡し場跡(南側)到着

出発前に集合し、説明を聞きます。<9:37>
舟を降り、班ごとに集まってガイドさんの話を聞きました。

ガイドさんのお話し
この渡し舟は昭和20年頃まで生活の往来として利用されていたそうです。
古道は何箇所もありますが、仏坂は難所でもあるルートといわれています。
「仏坂」の名前の由来は定かではないですが、登り終わったときに、心が澄んでとてもすがすがしい気持ちになったことから「仏坂」という説があるそうです。
ウォークスタート!
スタート地点からすぐ<9:43>
スタートの所は、急なのぼりの階段が目の前に現れます。
山の中に入るので、少し薄暗い感じがします。
かなり急なのぼり坂で、息が上がってきました。 さすがにこの坂が苦しいですね。
それぞれがムリをせずゆっくりとした足取りで登っていきます。
まだまだ続きますっ!<9:52>
まだまだ急なのぼり坂が続きます。
参加者の方々とゆっくりマイペースで歩きましょうね。と声を掛け合い登っていきました。
「明るくなってきたわぁ~!」<10:17>
ようやく山の上の方まで登ってきたようで少し明るくなってきました。
桂松跡到着
桂松跡到着<10:19>
つづら折れの急な坂道をのぼり、「桂松跡」と呼ばれる一里塚に到着しました。
ガイドさんのお話し
スタートして、およそ1.5kmをあるいてきました。ここまではきつい坂でしたが、ここから先はゆるやかな道が続きます。
ここには昔、松の木があり、一里塚の松とされていることが書物にかかれてあります。ちょうど和歌山からここまでが25里。つまり100Kmにあたります。
また、この峠を越えるとご利益があるといわれています。
仏坂茶屋跡へ
仏坂茶屋跡へ!<10:27>
桂松跡で少し休憩をとり、仏坂茶屋跡にむけ出発しました。
なだらかな道をゆっくり歩きます。
仏坂茶屋跡<10:29>
仏坂茶屋跡へ到着しました。
ガイドさんのお話し
 正面に茶屋跡があります。この茶屋は昭和12年ごろまで営業されていたそうです。またここは牛市も行われ、偶数月の15日には、大勢の人たちでにぎわった場所でもあります。茶屋跡の右側の奥に牛市の広場があり、ここで売られた牛は「あたぎ牛」と呼ばれました。
入谷不動尊へ
舗装道路を渡って・・・。<10:33>
いきなり、舗装された林道にでてきます。
入谷不動尊へは、林道を横切り手すりのついた登り坂を登ります。
<10:44>
しばらくは平坦な道が続きます。
見晴らしがすごいきれいです<10:49>
明るくなったと思い、右側を見ると、日置の町並みを見渡すことができます。
天気がよく遠くまで見渡すことができました。
少し登りの坂です。<10:52>
しばらく平坦だった道が少し登りの坂に変わります。
すさみ町入谷方面へ<11:14>
「すさみ町入谷方面へ」の道標があります。
少し行くと急な下りの坂が始まります。
おっと!気をつけないと・・・。<11:18>
本当に急で、建っている木を支えにしたり、足元の状況を見ながら一歩一歩降りていかないと、足場は枯葉や、前日の雨で滑りやすくなっていたりしたので、ゆっくり降りていきました。スタッフの方も「自分のペースで構いませんのでゆっくり降りてくださいね」と声をかけてくださいました。
自然林の尾根道<11:28>
ようやく平坦な道にでてきました。
自然林の尾根道を下っていきます。
シダがたくさん生えています。<11:34>
一面を覆い尽くすようなシダが生えていました。シダの緑色がまぶしく、目を奪われた感じがしました。
すさみ町の町並み<11:35>
少しですが、すさみの町並みを見渡せる場所がありました。
入谷不動尊に到着<11:42>
ようやく入谷不動尊に到着しました。
ガイドさんのお話し
高さ45cm幅28cmの不動尊です。戦後入谷地区の人達によって、祠がつくられ、入谷不動尊として親しまれています。


入谷不動尊
地主神社へ
地主神社へ<11:47>
地主神社に向けて下りの坂を歩きます。
舗装道路へ出てきました<11:47>
舗装道路へでてきました。仏坂東上り口で太間川(たいまがわ)沿いに出てきます。
上り口のすそに、借りていた杖を返却しました。
地主神社<11:58>
舗装路からでた所からすぐに、地主神社があります。
ガイドさんのお話し
社がない神社で残っている状態がめずらしいです。天が神という信仰で、榊が神木で祀られています。
神社の原点となっており、山、全体が御神体とされています。


地主神社
ガイドさんの説明はここで終了でした。ちょうどお昼なので、30分の休憩をとりました。
再び周参見王子神社へ向けて
JRきのくに線沿い<12:47>
太間川沿い、JRきのくに線沿いを歩きます。途中、大師堂へ行く道がありますが、今回は寄りませんでした。
松の本踏切
松の本踏み切りを渡ります。<12:58>
松の本踏切を渡ります。目の前には、梅干工場があります。
堀切踏切
堀切踏切<13:08>
堀切踏切には、スタッフの方が立っておられ「もう少しですよ~頑張ってくださ~い」と声をかけてもらいました。
周参見王子神社に到着!
周参見王子神社ゴール!<13:22>
ゴール地点の周参見王子神社です。
参加者の方々はそれぞれに踏破記念として、ピンバッジと記念品と地元の方々からイノブタ汁をもらいました。

私たちもいただきました。(^^;)
ピンバッチと一つ一つ手作りされたの仏坂の木札とウォーカーには必需品?方位磁石と笛です。 「イノブタ汁」ホント、おいしかったです♪
すさみ町の街中
すさみ町街中<14:07>
周参見神社を後にしてすさみ町の街中へ。
小学校や公共施設などが立ち並んでいる道沿いを歩きます。

萬福寺へ行くには、途中お菓子屋さんを左の細い路地を入っていきます。
曲がらずそのまま直進すると国道へでますので地図を見ながら確認してあるきました。

萬福寺<14:12>萬福寺到着。
周参見駅
周参見駅構内<14:27>
周参見駅では、イセエビの展示がされていました。いろんなイセエビがいて種類がたくさんあるのにびっくりします。
一度のぞいてみると面白いです。
すさみ海水浴場
すさみ海水浴場<14:35>
受付場所のすさみ海水浴場へ戻ってきました。
海水浴場前のお店でアイスを買ってホッと一息をつきました。
<歩き終わって・・・。>
前回歩いた富田坂にくらべ、山の中を歩くコースと比べて、道が短く感じましたが、途中の日置の町並みを見渡せたり、シダの群生など自然を身近に歩いてこれたと思います。
また、真夏に歩くのではなく、熊野古道を歩くにはちょうどいい季節になったのもあり、水分もペットボトル500mlでちょうどいい量でした。個人差がありますので歩かれるときはご自分にあった量を持ってください<(_ _)>

アクセス
「大阪方面から周参見駅下車の場合」
大阪方面から、JRきのくに線特急電車を利用して「周参見駅」へ。

「東京方面から周参見駅下車の場合」
東京方面から、飛行機を利用して「南紀白浜空港」へ。「南紀白浜空港」から明光バスで、「白浜駅」へ。「白浜駅」から普通電車で「周参見駅」を下車します。

バス時刻はこちら(明光バス
飛行機時刻はこちら(南紀白浜空港ビル
電車時刻はこちら(お出かけネット)


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